コラム

2025年5月27日「蒸着」という言葉、ギャバンの造語だと思っていませんか? 実は、現実の製造業でも使われるれっきとした技術用語なんです。
【蒸着とは】
真空中で金属材を加熱蒸発させ、素材の表面に付着させる表面処理法の一種です。
【蒸着種類】
弊社では製品やニーズに応じて以下のような蒸着処理が行えます
・イオンプレーティング:真空蒸着にプラズマを加えた処理法
・ハーフ蒸着:蒸着の膜厚を光が透過するくらいにコントロールする処理法
・不連続蒸着:金属調の外観を保ちながら電気を導通をしない膜を形成する処理法
・レインボー蒸着:酸化チタンなどで膜厚を変化させ、レインボー色に着色する処理法
・プラズマ重合:真空蒸着機内で蒸着+保護膜を完結できる塗装レス処理法
【金属材の種類】
弊社で実績がある金属材として、
・アルミニウム
・クロム
・チタン
・ステンレス
・インジウム
・スズなど。
※製品の目的などにより、使い分けています。
【蒸着時間】
素材や金属材によって多少異なりますが、
真空引き〜蒸着完了までの平均時間はおよそ60分程度。
ギャバンのように0.05秒とはいきませんが(笑)、精密で美しい仕上がりが実現します。
【試作事例】
社内で遊び心も込めて、ガンダムモデルにアルミ蒸着を試みました!
Before
After
【最後に】
金属膜は美しい外観や高級感を演出できますので、様々な外観部品に使用されてます。
御社の製品にもいかがでしょうか。