2025年7月17日Blue　Impulse　大阪の空を翔ぶ

Blue　Impulse　大阪の空を翔ぶ

先日大阪で行われている大阪・関西万博会場の上空を航空自衛隊アクロバットチーム【Blue Impulse】が飛行しました。

Blue　Impulseの大阪での飛行は1990年鶴見緑地で行われた【花と緑の博覧会】の開幕日より実に35年ぶりのことでした。

元々は、大阪・関西万博の開幕日に飛行する予定でした。
その日は、私も万博会場の対岸に位置する咲州で、雨除けのポンチョを被り、カメラを構えて待ち構えていました。

関西空港からTakeoffまで行いましたが、悪天候の為、中止と相成りました。
私がおりました咲州では、到着予定時刻１０分前頃、防衛省より正式発表があり、今回の飛行は中止と聞かされました。
その時の会場のブーイングと落胆の雰囲気は凄まじいものがありました。
ですが、飛行の精鋭部隊とは言え、Blue Impulseが飛ぶのには様々な条件をクリアしないと飛ぶことが出来ません。
例えば、雲底の高さや視程が一定以上でないといけないこと、また展示飛行の空域を確保しないといけません。
特に大阪は関西国際空港・伊丹空港・神戸空港と空の交通量が多く、ちょっと時間をずらしてもう一度などということは叶いません。
それでもBlue　Impulseの皆さんが一度チャレンジしてみて頂いたことに涙が溢れました。中止は苦渋の決断だったと思います。でも英断だったのではないでしょうか。

そして、大阪の空を再挑戦するという極めて珍しい決定があり、万博開催のちょうど折り返し期間となります７月１２日・１３日を迎えます。

この両日は天候も最高の晴れ、観客の熱中症が懸念されるほどの猛暑。
私も初日は再び咲州、２日目は通天閣前で暑さ対策を万全に待ち構えていました。

観客の誰かが侵入を確認すると、一斉に観客が空を見上げ、大歓声があがります。
通り過ぎた後は誰からともなく拍手の嵐、まさにスタンディングオベーションです。

両日とも全て予定されていた科目をやりきって頂き、真っ青の大空に真っ白なスモークで美しく描いてくれました。

大阪の各地を回って、沢山の人々に笑顔をもたらせてくれたBlue　Impulse
誰もがその姿を見ると、ぐっと胸が熱くなるものがあると思います。

私自身、その姿を追いかけて早１２年
浜松・岐阜・小牧・小松・東松島・和歌山・彦根など、日本各地でその姿を眺めてきました。
何年経ってもその音と姿をずっと見ていたい唯一無二の存在。

皆様も胸躍る唯一無二の存在に出会えますように。

◆Youtube第25弾アップしました。

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