コラム
2025年11月7日「どれだけ塗装技術が進化しても、映り込みという点ではやはり蒸着にしか出せない世界がある」
【高輝度塗装とは】
製品の印象を付ける要素の一つとしては【輝度感】や【光沢感】です。
昨今では、蒸着技術の代替として超高輝度塗料の開発が進み、真空蒸着に近い金属感の再現が可能となりました。
高輝度塗装とは、通常のアルミ顔料よりも平滑性と反射率の高いフレークを用いることで
光の乱反射を抑え、より均一で滑らかな反射を実現することができます。
しかしながら、高輝度塗装も真空蒸着もどちらも金属感を表現しますが、見え方としては明確な違いがあります。
高輝度塗装は、金属フレークを含む塗料により輝度をだしますのでフレークの並びや塗装膜厚のバラつきによって輝度感が影響します。
それに対し、真空蒸着は真空中で金属を蒸発させイオン化し、製品表面にナノレベルでの金属膜を成膜するため、
成膜された金属膜は非常に緻密で平滑性が高く鏡面反射し透き通った奥行きのある高級感が再現できます。
また、高輝度塗装では輝度を上げると塗料材料費もUPし、塗装コート数も増えますので蒸着工程の方がコストメリットもあります。
・高輝度塗装の工程(4コート) ・真空蒸着(3コート)
① アンダーコート ①アンダーコート
② ミドル(1) ②真空蒸着
③ ミドル(2) ③トップコート
④ トップコート
弊社では、メタリック塗装を初め高輝度塗装、更に金属感を再現できる真空蒸着により
製品デザインの方向性、コスト、多様な条件に応じて最適な輝度表現を選ぶことができます。

「写真では分かりずらいので是非弊社までお願いします」
【最後に】
トーシンの最新の表面改質技術と高性能塗料を駆使し、多様な製品のニーズにお応え致します。
弊社では、「お客様のつくりたいイメージをカタチにする」ことをコンセプトに、日々技術を磨き、製品づくりに取り組んでいます。
「こんなことできるかな?」とイメージされている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。





