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2025年12月1日にじいろフェスタを終えて

〜トーシン30周年にじいろフェスタ みんなでつながろう~を終えて。
地域とつながり、未来へつながる一日。

社長のあやっちです。

にじいろフェスタが終わり、2週間が経ちました。
いただいた社員のレポートを読み返しながら、あの日の風景が何度も胸によみがえってきます。

準備期間は本当に大変でしたが、みんなで乗り越えた時間が、今ではとても温かい記憶に変わっています。

■ 落書きの壁から生まれた、つながりの物語
今年の1月。
冨宅市長が YouTube の「大人の工場見学」で来社された際、
「市長、この壁…なんとかしたいんです」

 

市長はその一言を聞いた瞬間、驚くほど早く動いてくださり、このプロジェクトが一気に前へ進みました。

 私たちは30周年目を迎えるにあたり、地域のみなさんに喜んでもらえることをしたいと考えていました。
そんな中、「府道の壁の落書きが気になる」という声がありました。

毎日通る場所だからこそ、子どもたちや地域の方が明るい気持ちになれる風景にしたい。
その想いが、この虹の壁の取り組みにつながりました。

■ 地域の学校、大寅さん、企業、子どもたち…広がる「つながり」
玉手中学校美術部、吹奏楽部、
国分中学校アート部・生徒会、
関西福祉大学附属高校美術部。

地域の学生さんたちが、虹の下絵を描き、未来への色を持ち寄ってくれました。
吹奏楽の皆さんにはにじいろフェスタを美しい音色で彩ってくれました。

そして大寅蒲鉾の市川社長。
毎年行列ができる大人気の感謝祭を、「共同開催」という形で引き受けてくださいました。
当日、大寅さんにも長蛇の列ができ、イベント全体にいい循環が生まれました。

マクドナルドさんも無料コーヒーチケットを提供くださり、地域の中で企業同士の温かい繋がりが育ちました。

■ 当日にいただいた地域の声が、心に残りました
社員のレポートにも多く書かれていましたが、地域の方からこんな言葉をいただきました。
「壁が出来上がるのが楽しみ」
「毎日通るから嬉しい」
「壁が明るくなるのはありがたいね」
「いい取り組みしてるね」
息子の友達10人が「感動したと言ってくれた」
 
極めつけはこんな言葉。
「大寅もそうやけど、この会社も 柏原市のために頑張ってくれんとあかんで」

この言葉を聞いた時、胸がギュッとなりました。
地域の会社としてここで事業を続けていく意味を改めて感じた瞬間でした。

■ 社員一人ひとりの姿が本当に誇らしかった
・初参加メンバーが大きな声で呼びかけていた
・Sさんが私の秘書のように動きをサポートしてくれた
・受付、誘導、写真撮影…どこを見ても誰かが動いてくれていた
・自分から地域の人に話しかけていた

それは、何か強制された動きではなく、自分で考え、自分で動く姿でした。
これが、私の一番の喜びでした。

■ 自分自身にも反省と気づきがありました
・言いたいことがありすぎて挨拶が長くなりすぎたこと
でも、その未熟さも含めて、今回のイベントが自分を成長させてくれたと思います。

イベントを終えた今、
「もっと地域とつながりたい」
「もっとトーシンのみんなと未来をつくりたい」
そんな気持ちが自然と湧いてきています。

■ にじいろフェスタは、未来へ続く一歩目
 手形がどんどん増えていく姿を見ながら、
「あぁ、これは未来へ続く一歩目なんだ」と感じました。

虹は 希望 の象徴。
虹は 平和 の象徴。
そして虹は、人と人・地域と地域を結ぶ 架け橋。

さらに、私たちトーシンの強みである レインボー蒸着 とも重なり、
虹は私たちにとって特別な意味を持つ存在です。

手形は、その瞬間の想いの証。
地域の皆さんも、学生さんも、子どもたちも、
そしてトーシンのみんなの気持ちが、あの壁に重なっていきました。
トーシンが24年この地で営んできた意味。
これからも地域とともに歩んでいく覚悟。

にじいろフェスタは、それらすべてが一つにつながった、象徴のような一日でした。

■ 最後に
この素晴らしいイベントを作り上げたのは、地域の皆さん、地域の学校の皆さん、周辺の企業のみなさん、
そしてトーシンの仲間たち、一人ひとりの行動と気持ちです。

これからも、派手なことじゃなくても、大きなことじゃなくても、
できる形でつながりを育てていきたいと思います。

虹の壁は、まだ始まったばかり。
ここから、未来へ続いていきます。


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