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2022年2月25日「マジョーラ」でもない、「カラーグラデーション」でもない、この多色光沢膜に驚いた!レインボー、虹色、の世界

入社して一年が経ってます。初めて先輩に会社を案内された時、事務棟一階にあるショーケース内のサンプルに目が引かれました。何、このスプーン’s!何、この鮮やかな色合い!「マジョーラ?」「にじいろ?」驚きと感動で言葉を失いました。

 事務所に戻り、さっそくこのカラフルなスプーンについて質問!!!してみました。
トーシンで「技術専門家」とも呼ばれる方(今は私の上司です)から、初めてこのスプーンの謎が解けました。

「レインボー蒸着!」という特別な技術を使い、金属の膜厚をコントロールすることで、この鮮やかな色を演出できるそうです。
ザックリですが、レインボー蒸着の種明かしは企業秘密です。

塗料の調色による着色ではなく、膜厚のコントロールがポイント!そこから、生まれてくるのが、輝度感溢れる高級感!そして、生地色、金属の(使用される金属はクロム、ステンレス、チタンなど!)チョイス次第で「ハーフミラー」ぽい色合いも再現できるそうです!

 もっともっと驚いたことは、同じ釜内加工でも少しずつ色調が違って、製品一つ一つが自分の個性をもっている点です。「世界のOnly One!」超ガッコいいですよね!!!(笑)

 最近、株式会社トーシンに対して、レインボー蒸着に関する問い合わせも増えています。今までの採用事例としては、主に釣具関係になりますけど、いろんな商品にレインボー蒸着をトライして、新たな境地を見いだせそうな声があちこちから聞こえてきて、とても忙しい毎日を過ごしています。
お客様のご要望に対して、製造部技能者がどんな仕上がりを我々営業に対して提示されるのか、想像するだけでわくわくが止まりません。

 実際、化粧品のボトル関係、ドライバービット、プラモデル、ゴルフシャフトなど、たくさんの商品にレインボー蒸着試作をしております。
勿論試行錯誤の中でのトライですので、失敗作もたくさぁーんあります。

理由も試作の中で明確になったダメだったプロセス条件を我々の技術データー蓄積として残っています。ここもごめんなさい、企業秘密です。
レインボー柄、レインボー色、虹色、グラデーション色が大好きな私は、難しいという意見を聞きながらでも出来て無いから出来る努力、出来ないと諦めた時点で技術の進歩は止まってしまうので、今日出来ない事でも明日は出来る可能性があるのが、製造プロセス技術ですので、来年は出来ているかもしれません。(笑)

 レインボー色の世界、みなさんも楽しんでみませんか?心が癒され、明るく元気になりますよ!そして、あなただけの「Only One]に着色・再現に力をお貸しできることが出来ればうれしい限りです。

どんどん問合せ待ってま~す。

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