コラム
2026年5月16日【メタリック塗装とは】
■金属感を生み出す塗装技術
「メタリック塗装」とは、塗料の中にアルミフレークなどの金属粒子を配合し、光の反射によって
金属のような質感や深みを表現する塗装技術です。
自動車、家電、化粧品等幅広い製品に使用されております。
■メタリック塗装の工程
一般的にメタリック塗装は、以下のような膜層になっております。
①メタリック層
②カラー層
③クリヤー層
特に重要なのが、メタリック層です。
この層に含まれるアルミ顔料が光を反射することで、金属感を演出します。
■特徴
メタリック感は、アルミフレークによる「鏡面反射」によって生まれます。
光が塗膜に当たると
・一部は塗膜内部へ透過
・一部はアルミ粒子で反射
・角度によって反射量が変化 します。
その結果、
明るい部分と、暗い部分ができ奥行感が生まれ、立体感のある外観となり高級感のある仕上がりになります。
また、使用するアルミフレークのサイズ、厚み、形状も様々あり、種類によっても見え方が大きく変化します。
・粒子が粗い ➡ギラツキ感が高い、輝度感が高い
・粒子が細かい➡ギラツキ感が少なく滑らかな仕上がり となります。
■メタリック塗装で重要な「粒子配向」
技術的に最も重要なのが、アルミ粒子を塗膜中でどれだけ平行に並べられるかとなります。
粒子が綺麗に寝ることで、
・均一反射、高輝度、ムラ低減、奥行のある深みのある外観が得られます。
逆に粒子が乱れると、
・色ムラ、輝度の低下により深みのある外観が再現できなくなります。
そのためには、
・塗料粘度管理、シンナー調整、吐出量、エアー圧、霧化圧、塗装ガンとの距離、セッティング時間を細かく調整する必要があります。
つまり、同じ色でも粒子の並び方が変わるだけで、光の反射も変わり色も違って見えます。
これは、ソリット塗装にはない、メタリック塗装特有の難しさとも言えます。
■【最後に】
メタリック塗装は、単なる着色ではなく、光を制御する表面処理技術です。
アルミ粒子の反射、粒子配向、膜厚など、複数の要素が組合わさることで、美しい金属感が生まれます。
トーシンの最新の表面改質技術と高性能塗料を駆使し、多様な製品のニーズにお応え致します。
弊社では、「お客様のつくりたいイメージをカタチにする」ことをコンセプトに、日々技術を磨き、
製品づくりに取り組んでおります。
「こんなことができる?」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。





