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2025年8月28日歩いた分だけ、景色は変わる——富士山

歩いた分だけ、景色は変わる——富士山

社長のあやっちです。


【六合目を過ぎた先に広がった雲海と、夜空に輝くスタージョンムーン】

誕生日に山頂でご来光を見たい。そんな想いで今年の富士登山を計画しました。

2年前の初挑戦は台風で七合目まで。それでも滅多に見られない吊るし雲や七合目で1シーズンで1度、目にすることができるかどうかという動物との遭遇、そして宿の方も「こんなに綺麗なのは久しぶり」と絶賛するご来光という奇跡に
出会えました。ただ、やはり山頂でのご来光が見たく、リベンジをしましたが昨年は台風で出発すらできず、そして今年が三度目の挑戦です。
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【前回は撮れなかった七合目の鳥居の写真をようやく撮影】

出発の日は晴れ。六合目を過ぎると雲が切れ、視界いっぱいの雲海、夜空には満月——しかもスタージョンムーン。
七合目の鳥居では、前回は撮れなかった写真を収めることができました。
七合目で一泊し、深夜の静けさの中、小雨の降る山小屋を出発。
風はなく「何とか持つかもしれない」と期待を胸に岩場を登り始めました。
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【本格的な岩場。足元を確かめながら進む】

しかし100メートル進んだところでガイドさんから下山の判断。
山頂は風速30メートル、体感温度氷点下27℃、視界ゼロ——何も見えず、ただ大変なだけという状況。
全員で下山を決めました。
悔しさの中にも「またおいで」「今日は無理するな」という富士山の声が聞こえた気がしました。
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【悔しさと安堵が入り混じる下山の道】

下山の道中、他の登山者やガイドさんが話してくれました。
「ご来光は何度見ても違う顔を見せるし、一度見たらもう十分、ではなく何度でも見たくなる」——そんな富士山の魅力に私も出会いたい。
だからこそ、今回は行けなかった山頂にも、必ずまた挑戦したいと思います。
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今回の登山での3つの気づき
1.計画通りにいかなくても価値がある
 頂上までは行けなくても、その時しか見られない景色や経験がある。
 仕事でも、結果だけでなく過程で得られる学びを大切にしたい。
2.進む勇気と引く勇気
 ガイドさんの下山判断は、安全と仲間を守るための決断。
 仕事でも、進む決断と同じくらい、引く決断が重要だと感じた。
3.環境の変化に合わせて自分も変わる
 入山料の制度や規制、悪天候時の閉鎖など、富士山はこの2年で大きく変化していた。
 私たちも環境の変化に応じて成長・適応していく必要がある。
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誕生日のご来光は叶わなかったけれど、この学びはきっと次の挑戦、そして日々の仕事に活きるはずです。
富士山は、またきっと待っていてくれる。
その日が来るまで、私はまた歩き続けます。

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