コラム
2026年4月3日【真空蒸着でも塗装が必要】
■【概要】
一見すると、真空蒸着は金属膜を形成するため「蒸着だけで完成する技術」と思われがちですが、
実際の製品づくりにおいては、蒸着+塗装の組み合わせが不可欠です。
■【塗装が必要な理由】
①密着性の確保(下地処理の役割)
真空蒸着は、基材に直接金属膜を成膜しますが、素材によっては密着が不十分になる場合があります。
そのために、下地塗装(アンダー塗装)が必要となります。
・素材との密着性を向上
・表面の微細な凹凸を均一化
・成膜の安定性を向上
②外観品質の向上
蒸着膜は非常に薄いため、そのまま蒸着すると素材のキズ・うねり・成形ムラがそのまま出てしまいます。
・表面平滑性の向上
・鏡面性の向上
・高級感の演出
③耐久性・保護膜(トップコート)
蒸着膜は薄膜であるため非常にデリケートで
・キズがつきやすい
・腐食しやすい
・摩耗に弱い
という弱点があります。
トップコート塗装でそれらの弱点をカバーすることができます。
④機能性付与
塗装は単なる保護ではなく、機能を付加する手段でもあります。
・UVカット
・指紋防止(防汚)
・ハードコート
・滑り性付与
蒸着単体では実現できない性能を補完します。
⑤意匠表現の幅を広げる
蒸着は基本的には金属色(シルバー系)ですが、塗装を組み合わせることで多彩な表現が可能になります。
・艶消し(マット調)
・ゴールド調、メタリック調
・グラデーション
・ハーフミラー
■サンプル事例
トップコート塗料に顔料を添加することで金属調の様々な色彩を再現できます。
また、艶消し剤を添加することで、艶感の調整も可能となります。

■【最後に】
トーシンの最新の表面改質技術と高性能塗料を駆使し、多様な製品ニーズにお応え致します。
弊社では、「お客様のつくりたいイメージをカタチにする」ことをコンセプトに、日々技術を磨き、
製品づくりに取り組んでおります。
「こんなことができる?」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。





