コラム
2026年8月26日【ポリエチレン(PE)への加飾】
【難付着素材に意匠性を付与する技術】
ポリエチレン(PE)は、軽量で耐水性・耐薬性に優れ、食品容器、タンク、パイプ、日用品など、幅広い分野で
使用されている代表的な樹脂です。
しかし、PEは塗装や蒸着などの加飾を行おうとすると、大きな課題に直面します。
それは、表面に塗料やコーティングが密着しにくいという問題です。
【なぜポリエチレンは加飾しにくいのか?】
PEが加飾しにくい最大の理由は、非常に低い表面エネルギーをもつことです。
PEは分子構造上、表面が化学的に安定しており、塗料との相互作用が起こりにくい材料です。
そのため、塗料を塗布しても、塗料がPE表面に乗っているだけという状態になりやすく、十分な密着力を得ることが困難となります。
【PEへの加飾で重要な表面改質】
PEへの塗装や蒸着を成功させるためには、PE表面をそのまま使用するのではなく、加飾に適した表面へ変化させることが重要です。
そこで、弊社の特許技術である表面改質により、PE表面に極性基などを導入することで、表面エネルギーを高めることができます。
これによって、塗料がPE表面になじみやすい状態に改質することで、密着性を高めます。

■【最後に】
PEだから塗装できないのではなく、PEの表面特性を理解し、それに合わせた前処理と材料設計を行うことが重要です。
軽量性、耐薬性、耐水性といったPE本来の機能を活かしながら、さらに美観、高級感、金属感を加える。
それが、PEへの加飾技術の可能性です。
弊社では、日々の塗装管理を徹底することでお客様へ安定した商品を提供できるよう、技術を磨き、
製品づくりに取り組んでおります。
「こんなことができる?」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。





