コラム
2026年7月24日【ユリア樹脂(UF)への加飾技術】
■【ユリア樹脂とは】
ユリア樹脂は、耐熱性、電気絶縁性、表面硬度に優れた熱硬化性樹脂です。
古くから配線器具、コンセント、スイッチ、ボタン、住宅設備などに広く採用されており、
美しい光沢と優れた着色性を備えております。
一方で、製品の高級化や差別化が求められる現在では、ユリア樹脂にも塗装や蒸着、印刷などの加飾技術が
必要とされています。しかし、ユリア樹脂は熱硬化性樹脂特有の表面特性を持つため、適切な前処理を行わなければ
密着不良や塗膜剥離が発生することがあります。
■【なぜユリア樹脂は加飾が難しいのか】
①表面が非常に硬い。
表面に微細な凹凸が成形されにくく塗料が食い込む「アンカー効果」が得られにくい特徴がある。
②表面エネルギーが低い
塗料やインクが十分に濡れ広がらないため、密着力が不足し、剥離の原因になる。
③吸湿・加水分解の影響
高温多湿環境では内部で加水分解が進行し、塗膜の膨れや剥離を引き起こす場合があります。
■【加飾方法】
一般的な塗装方法では密着性が悪く剥がれるため、弊社では前処理として表面改質(弊社特許技術)を施し塗装することで
密着が安定し剥がれにくくなります。
塗装仕様:表面改質+アンダー塗装+トップ塗装
蒸着仕様:表面改質+アンダー塗装+蒸着+トップ塗装
印刷仕様:表面改質+パッド印刷/シルク印刷等

■【最後に】
ユリア樹脂は、加飾する上で密着性の確保が困難とされる素材でありますが、多様化により機能性だけではなく
高級感やデザイン性を求められるようになってきております。
弊社の表面改質では、ユリア樹脂をはじめ難付着素材へも対応しておりますので、是非お試しください。
弊社では、日々塗装管理を行うことでお客様へ安定した商品を提供できるよう、技術を磨き、
製品づくりに取り組んでおります。
「こんなことができる?」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。





